ドリップ式(布・紙))の抽出時のお湯の温度について
布や紙のフィルターで珈琲を淹れるときのお湯のは温度、85±3〜4℃です(有力な説では83℃)
水温計で計っていつも同じにするのが一番いいのですが
大体は湯沸し用のポットや、やかんでお湯を沸騰させ(沸騰して直ぐより20〜30秒 グラグラした方が 温度が安定しますー沸騰直後は100℃とは限らない)
そのお湯をドリップ専用ポットに移すと少し高めですが大体適温
それで少し待ってから(気温とか量によって時間は違います)
ドリップし始めると手っ取り早く出来ます
沸騰型の電気ポットからドリップ用ポットに移しても案外適温になります
沸騰したポットややかんでドリップする時は沸騰が収まってからフィルターに粉を入れ始める位でも大 丈夫です
お客さんの中には熱い珈琲を飲みたいため沸騰したお湯をいきなり掛け 蒸し時間や珈琲が落ちる
時間の 間も火に掛け沸騰させ続ける方がみえますが これは煮こんでいるのとほぼ同じ状態になって
しまいいい味もいやな味もみんな出てしまい(悪い味が 混ざった事によって)
結果的にはくどくて味のバラバラな珈琲になってしまいます
おいしくて熱い珈琲を召し上がりたい時は 一度 おいしい珈琲を作ってから 温め直して下さい(温め すぎないよう注意 80℃位までに)
基本的には許容範囲の内でも高めの温度ですと味は苦味酸味の区別がはっきりしてめりはりのはっき りした珈琲になりますそしてどちらかと言えば浅めに煎った珈琲に適しています 低めの温度ですと全 体にまとまったソフトな味になります
ただこれは基本であって
びぎんの珈琲で言えば「モカ・マタリ」「モカ・ブレンド」は比較的浅めですが本来のおいしさが出て来ま す
厳密に言えば珈琲によって最適温は若干違います
これは勘とか経験でほんの少しの温度差は 皆さんの珈琲を作るときの愉しみにして下さい
そして最後はお湯量ですがドリップ開始から終了まで適温範囲である為(急激に温度が下がらない為)
と仕上げまで粉に含んだお湯を搾りきらない為に(搾ったり 落とし切ったりするとくどい味が出る)
お湯の量は出来上がり量の倍以上
基本多ければ多い程いいのですが
普通は2.5倍程度使ってください
お湯の温度で色々味は変わりますので それも珈琲の一つの愉しみに味わっていれば珈琲の種類に よって 温度を変えたり 同じ珈琲でも少し味を変えたり 自分に最適の温度も分かってきますので
色々やってみてください