珈琲飲用の歴史としての＾珈琲の木が、アフリカのエチオピアの山中に自生したらしい。エチオピアには『山中でヤギが珈琲の赤い実を食べて元気に飛び跳ねていたの見たのが始まり」という言い伝えものこっています。アラビアの回教徒オマールは、小鳥が食べていた珈琲の実を用いて、人々の病を治したというせつもあります。その木になる赤い実を元気の源として食べ、その実の煮汁を眠気を覚ます貴重な飲み物として飲んでいたのが、イスラムの僧侶でした。
イスラムの僧侶たちが、夜通しにお祈りする時の眠気覚ましとして、ひそかに飲まれるようになったのです。
珈琲は滋養強壮に役たち飲むと疲労回復し万病を予防するとして飲まれました。
その後ヨーロッパへと伝わり、1600年頃、ヨーロッパ人たちも、すっかり珈琲の虜になり、これを嘆き禁止してもらおうと思った司祭たちがローマ法王クレメンス8世に飲んでもらったところ、法王は「ほう、この悪魔の飲み物はたそう美味ではないか。
これを異教徒たちに独占させておくのはいかにも惜しい。これに洗礼を施して紛れもないキリスト教の飲み物とし、悪魔を出し抜いてやろうではないか。」といったそうです。
日本には、18世紀の末に珈琲が入ってきました。
日本では、江戸時代に『長崎見聞録』に『かふひいは脾を運化し、溜飲を、気を下ろす。よく小便を通じ胸脾を快くす。平胃酸、茯飲等に加入して、はなはだ功あり』と記されています。
珈琲の健胃作用（胃を丈夫にする働き)中枢興奮作用、利尿作用について簡潔な日本語で、記されています。
中国では新華本草綱要』に神経を興奮させ、強心(心臓を強くすること)腱胃、利尿作用がある。酒によって目が覚めないとき、小便不利、慢性気管支炎、肺気腫、及び肺気腫が原因である心臓病,消化不良に用いる。とあり、又中国の西北地方の少数民族である、ウルグイ族は、今も珈琲を薬として用いています。
10世紀にアラビアで書かれた『医学体系(アール・ハーウィ）』には,「珈琲の液汁は胃に効き目がある」とあります。
『医学原点』には、『吐き気のある時には1杯の珈琲を飲めばよい』とあります
近年過剰な活性酸素が動脈硬化や老化、がん、などにつながると考えられ手います。体内にあるＳＯＤ（化学変化を促進する物質）が、活性酸素の害から、体をまもるのです。
珈琲の抽出液にもＳＯＤと同様の作用があります.作用の強さは、珈琲豆の産地にはそれほど影響されませんが、焙煎(加熱で煎ること)の程度で差が見られます。生豆のエキスの活性が一番強く、焙煎するほど下がります。
活性酸素と同様に、老化や種々の病気に関与しているものに過酸化脂質があります。例えば老人色素と呼ばれ、しみなどの原因となる、リポフシンやセロイドは、過酸化脂質が、たんぱく質を巻き込んで形成されます。豆のカフェー酸とクロロゲン酸に抑制作用が関与してあります。
感染症（細菌などの感染で起こる病気)への影響の一例として珈琲の抽出液はＢ型肝炎のウィルス発症を抑える働きがあります。
珈琲を飲んでしばらくすると爽快な気分になるのは、カフェインのせいです。カフェインは自律神経（意思とは無関係に内臓や血管を支配する神経）に働きかけこれが、気分を良くする効果をもたらします。
カフェインは興奮作用をもたらす物質で、純粋なカフェインは、風邪薬にも、入っています。純粋なカフェインには、呼吸器の障害を改善し、発汗作用をはじめ、新陳代謝を促進して早く風邪を治す働きがあります。
珈琲などのカフェインを含む食品の場合は、純粋なカフェインのようではなく、その効果は、穏やかな効き方をします。
このカフェインを含む代表的な飲み物である珈琲は、アレルギー性の病気の1つである,ぜんそくの人の気分を楽にして、発作を少なくするなど、予防作用があります。ぜんそくの発作は交感神経が興奮しているときに起こりにくく、もう一つの自律神経である副交感神経が緊張している時には、発作が出やすい傾向にあるのです。寒さやアレルギーのもとになる物質などの刺激に、前もって珈琲を飲むことによって、発作を食い止める事が出来ます。
酒を飲んだときに肝臓が受ける何らかのダメージを1杯の珈琲が、軽減しています。飲酒習慣性のある人で珈琲をよく飲む人にアルコール性肝硬変になるリスクが低いのです。
珈琲の成分であるクロロゲン酸、カフェ酸が、大腸がん、肝臓がん,口くう腔がんの発生をおさえる可能性があるのです。
活性酸素は外からのウイルスの侵入をおさえる働きがあるのである程度は必要です。しかし、過剰になるとがんや老化の原因になってしまうのです。結論から言え、活性酸素