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びぎんの由来
店内でよく、お客様に「びぎん」ってどういう意味とたずねられます。
この名前を付けたのは、先代の店主(私の父)です。
昭和26年 それまで営業していた丸栄前の屋台よりこの地に移った時 酒を主に提供していた「カッチャン」から何か新しい珈琲中心とする喫茶店にふさわしい名前を考えました。創業以来 私に店を任せるまでの間には、カレーとかハンバーグを提供していたレストラン的時代もありましたが、当時は珈琲を中心にしたいと言う気持ちが強かったようで珈琲に関する名前をということで 色々の文献を調べ当時珈琲に関しては第一人者の井上誠氏の中の『コーヒービギン』という器具の名前が目に留まり気に入ったようです。
『コーヒービギン』というのは 旧来の煮出す方法から漉す方法に変わる過渡的段階で発明された珈琲器具です。
構造は簡単な物で主に陶器で作られたポットで、中に珈琲の粉を入れて口をしっかり縛った布袋をつるしてそこにお湯を注ぐというものでいわば 現在のチィーバッグを珈琲に変えたリサイクルする「コーヒーバッグ」でポットと布袋のセットでコーヒービギン と呼ばれていました。
そしてそれを発明していたのが「ビギン氏(Biggin)」
店の名前は1817年に実在した人の名前だったのです。
それと新たに店を始める心意気として英語の「Begin」
本人の好きだった曲「Begin the Beguine」
の三つの意味掛けて作り出した店名です。
ただ 私の時代になり昭和49年(1974年)より「珈琲だけの店」として営業しておりますので
「Coffee」 Biggin]のスペルのマークを使用しております。使用しているマークは器具の「Coffee Biggin」そのものです。